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睡眠は大事(キリッ
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風邪ひきました。ちょっと前から徴候はあったんですが、のどにキタ。また気管支炎起こしそうで内心ビクビクしてます。あれ辛いから嫌い・・・
 
働きたくないでござる勉強したくないでござるー。
どっちもしなきゃいけないんですけどね。今日の英語やばかった自覚はある。見事にヤマ外したものムスリムってなんだっけ。
あーあー、なんでテストあるんだろう爆発すればいいのに。


信者化の斯波ちゃん編ちょろっと書いたので晒してみる。続きなー、どうしようかなあ。
一年以上軽く放置してましたねーそれにしても。正直オリキャラより原作キャラ編書きたいとかほざいてみる。

 それはある意味、自然な流れだったのかもしれない。
 
一年のころ、委員会が一緒で。お互いどこかはっきりしないと気が済まない性格をしていたから、なんだか話やすくて、異性なのにつるんでいることが多かった。
別に約束があったわけではなく、ただなんとなく、気が合って。ただなんとなく、お互いの傍が心地よくて。
そんな関係をずるずる続けていて、それでも物語にあるようなときめきなんかとは無縁だったから、きっとソウイウモノじゃないって思ってた。けれど、違った。私にとっては、違ったんだ。
 
転校してきた、綺麗な先輩。生徒会長の親戚らしくて、今まで病弱で学校に来れなかったけど、ようやく回復して復学できたのだと聞いた。体が弱いから運動はあまりできないけど、その代りすごく頭がよくて、優しくて気が利いて、ちょっと天然で、世間知らずなところもあるから血縁関係のある生徒会長のツテで男子テニス部で面倒をみることになった、と。とてもいい子だから、皆で可愛がっているらしい。レギュラー全員惚れてるんじゃないか、なんて噂もある。
なーんて。
 
無駄に詳しく知ってる自分が気持ち悪い。認めよう。気づかないうちに私は彼に、日吉若に恋をしていて、その彼の心を掻っ攫っていったであろう美人の先輩の必死にアラを探そうとしていた結果がこれだ。
結局、欠点らしい欠点なんてない、素晴らしく神様に愛された先輩でした、と。
 
ああもう、自分が滑稽で仕方がない。かと言って、ファンクラブ云々の方々のように嫌がらせやらなにやらやらかすつもりも毛頭ない。だって、悪いのは私だ。1年間という長い期間がありながら、何のアプローチもせず、ただ惰性に任せてだらだらとよくわからない関係でい続けたのは私のせいであり、他の誰のせいでもない。恋人になりたいのなら、そのための努力をするべきだった。なにもしないで相手だけを責めるなんて、そんなのはフェアじゃない。
 
じくじくと痛む胸の痛みは、きっと時間と共に風化していくだろう。それとも、痛みに慣れて麻痺してしまうのが先か。
 
そんなときだったから、つい誘いに乗ってしまったのだ。
お互いが料理部だったために、交流会で出会って、いつしか親友と呼べるくらいに仲良くなった千五百という、どこかふわふわした少女。彼女と一緒にいればこの痛みも少しは和らぐのではないかと思い、予定を尋ねたところ、アラクタシア様とやらに会いにいくのだと言われた。よかったら、一緒に行かないかとも。
どこの宗教だそれは、と正直思った。
 
招かれた奇妙なお茶会
 
ああ、けれど。
もういいかな、と思ってしまった。
宗教だろうとなんだろうと、この気が紛れるなら、それでいいと。
思ってしまんたんだもの。仕方ないじゃないか。
 
 
 
 
 
待っていたのは、思ったより普通の人だった。もっと教祖様的なカソックとかギラギラしてるのとか着てるのかと思ったのに。
 
「こんにちは。千五百ちゃんのお友達かな?初めまして」
「あ、はい。ご丁寧に…ええと、アラクふぐうっ!!?」
「暁兎さんだよ暁兎さんっ!望月暁兎さんなのっ!そういえばまだ名前教えてなかったよね!?」
 
いきなり口を千五百に塞がれて、やや焦り気味に紹介される。え、なにかだめだった?と目で訊くと、その呼び方は暁兎さんは知らないの!と小声で返された。なんとまあ。本格宗教ではなかったのか。驚いた。
つまり、千五百は純粋にこの暁兎さんとやらを慕っているわけだ。しみじみと改めてその姿を収め、まあ納得した。鴉の羽みたいに艶やかな黒髪に、紫色の眼。あれってカラコンなのだろうか。だとしたらそうとう発色いいなあ、なんて思ったりして。
 
そうしていると、暁兎さんはにっこりと柔らかく微笑んだ。
 
「せっかくだもの。のんびりお茶でもしながら適当に話そうよ。千五百ちゃんから、素敵な子だって聞いてたから、会って話してみたいと思ってたんだ」
 
会ってみて、予想以上にとっても素敵な子だったからびっくりしちゃった。
そんなことを臆面もなく事もなげに言い切られて、思わず赤面した私を、千五百ちゃんは微笑ましそうに見ていた。
 
結ばれた点と線
 
会って話したその人のそばは、想像してたのとは全然違ってすごく居心地がよくて。
私がそのお茶会の常連となったのも、また自然な流れだったのだろう。
 

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